2022年9月30日より開催される世界卓球成都大会に出場予定の佐藤瞳選手について紹介していきたいと思います。
プロフィール
所属チーム | ミキハウス |
Tリーグの参戦チーム | 日本ペイントマレッツ |
戦型 | 右シェークフォア裏バック粒高カット主戦型 |
生年月日 | 1997年12月23日(24歳) |
出身地 | 北海道 函館市 |
主な戦績 | |
2019世界卓球選手権 ブダペスト | 女子ダブルス 銅メダル |
2016ワールドツアーグランドファイナル ドーハ | 女子ダブルス 銅メダル |
2017ワールドツアーグランドファイナル アスタナ | 女子ダブルス 銅メダル |
2019アジア卓球選手権 ジョクジャカルタ | 女子ダブルス 銅メダル |
2019アジア卓球選手権 ジョクジャカルタ | 女子団体 銀メダル |
最高世界ランク | 9位(2017年4月) |
現在の世界ランク | 64位(2022年8月) |
主な経歴は?
佐藤瞳選手はカットマンということもあり、攻撃型が多い日本選手の中でも極めて珍しいタイプの方になるかと思います。
所属はミキハウスですが、Tリーグでは、2021シリーズまで、九州アスティーダに所属していましたが、今年の2022-2023シリーズから日本ペイントマレッツより参戦予定だそうです。
百閒は一見にしかずという事で、カットマン佐藤瞳選手のカット技術を見てみたいと思います。
そもそもカットマンって何?という方にちょっとカットマンについての説明をしていこうと思います。
卓球ではいくつかの戦型があり、その中の一つが、カット主戦型になります。
そして日本では有名なこの【カットマン】という呼び方は、実は世界では違う呼び方で呼ばれています。
カットのことを、チョップとよび、世界的にはカットマンではなく、【チョッパー】と呼ぶそうです。
日本でチョッパーといえば・・・『うれしくねーぞ、コノヤロが』というトナカイのことと思いそうですが、卓球界では、カットマンのことなんですね。
カットは基本的に下回転をかけた打ち返しにくい球を打ち、根気よくラリーを続け、ここぞ!というところで一瞬の隙を狙って攻撃に及ぶという戦法になるので、一見パワータイプの人より地味そうに見えて、技術力がとても必要になるそうです。
この佐藤瞳選手は、2017年のカタールオープンの決勝トーナメントで対戦した、リー・ジェ選手との一戦で、なんと、1ラリーで10分13秒、回数にして、766回ものラリーを続けています。卓球史上最長のラリーだ!との事で、国際卓球連盟も動画での紹介もしています。
動画みていても、簡単そうに打っていますが、ミスをせずにずっと回転をかけた打ち返しにくい球を打ち続ける。虎視眈々と勝機を逃さない集中力や、精神力も一朝一夕でできる技では無いですよね。地道な努力を続けた結果の賜物だと思います。
そんなカットマンですが、全体の中でも人数がかなり少なく、世界大会での優勝者もここ数十年単位で出ていないんです。
男子選手ではやはり力が強くカットそのものが間に合わないようなパワースマッシュが主流になっているからと思われます。それで行くと、やはり女子選手でのカットマンの方が、活躍できる場が多いのかもしれないですね。
佐藤瞳選手は国際大会でもその実力を発揮できる、貴重な選手なんですね。
今回の世界大会は団体戦で、シングルスの試合のみですが、日本代表は攻撃型の選手も右利き、左利きどちらもいて、さらにカットマンもいる、バランスの取れた布陣になっています。
カットマンの技術を堪能できる、世界卓球で楽しみながら日本代表を応援する。今からワクワクしています。
本人の公式ページなどは
以前はTwitterやインスタグラムもしていたようなのですが、見つかりませんでした。
下記リンクはニッタクのHPですがこちらから佐藤瞳選手への応援メッセージが送れるようです。
佐藤 瞳 |ミキハウス所属、ニッタク契約選手、日本代表、プロ選手、カットマン、世界選手権メダリスト (nittaku.com)
コメント